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今回の釣り場は
「港湾周辺」についてです。
まず「港湾周辺」についてですが、その顔はさまざまです。
大きく分けると、大規模な港湾と小規模な港湾。
この二つに分かれます。
大規模な港湾とは都市圏や港街に設けられたいわゆる社会資本で、国際船なども就
航できるものです。
○○トンバースとかの名称のあるだだっ広いコンクリートで出来た、大型船が就く
場所や長い防波堤などがあります。
フェリーの発着場があるところもあります。
こういう場所は広いので車を横付けにして釣り竿が出せるので便利な面もあります。
ファミリーフィッシングにも向いており周年・終日釣り人が絶えません。
また、足場が良いのでいろいろなジャンルの釣りを見うけます。
サビキ釣り、投げ釣り、落とし込み、コスリ釣り、ダンゴ釣り、ルアーフィッシングなど・・・。
ただ、行きかう船や係留してある船も多いので注意が必要です。
係留船が多いと船と船の間で釣りをしなければなりません。
場合によっては釣りの最中に船が目の前に横付けすることもあり、やむなく場所移
動ということもあります。
夜釣りでは時間的にあまり船が動かないので、その点釣りやすいです。
夜釣りをする際、どんな所がポイントになるかと言いますと、潮がよく動く所になります。
例えば港の角付近や九の字になっている所は潮の流れがヨレたりして複雑に動きます。
広いので釣り人の収容能力はありますが、広いだけにポイントが単調で、まさにオ
ープンウォーターなのです。
ポイントが絞りにくいのも確かです。
従ってちょっとした潮の動きの変化をするような所、潮目が良く出来る所などを狙
うようにすると釣果も変わります。
基本的に大規模港は大型船舶が就航するので、水深を深く取ってあります。
潮の大きい日などは飛ぶように潮が流れます。
水深が深いということは、それだけ道糸に掛かる水流の抵抗も大きくなるので仕掛
けが流されやすいです。
ある程度の目方のあるオモリも持参することをおすすめします。
次に小規模の港湾について。
これはどこにでもある、ありふれた小さい漁港だと想像してください。
基本的には漁港を防波堤が囲むように築かれています。
当然船は漁港の中に係留してあります。
防波堤の基礎は敷石が敷き詰められているところがほとんどです。
こういった小さい港の出入り口は「ミオ筋」といって、下げ潮でも船の運行に影響
しないように海底を掘り下げています。
そういう所は魚道になっています。
なぜなら、海底に起伏があると潮で流されたエサ類がたまり魚が寄りやすくなるのです。
ここは狙い目。
ただし、船の運航には十分な注意が必要です。
邪魔にならないようにしたいものです。
ここでも潮目の出来やすい所を狙いたいです。
潮目の出来る理由はいくつかありますが、海底に起伏がある所に出来やすいのです。
可能であれば港を囲う防波堤の先端から、ミオ筋も含めて扇型に仕掛けを投げ分け
ましょう。
足元に捨石やゴロ石が点在していれば、一本の竿はチョイ投げにしておくのです。
チヌ(黒鯛)やウナギの釣れる確立が高くなります。
こういう港が河口に面していたら理想的な夜釣りスポットなのです・・
次回は「コンクリート護岸」「磯」について。